まさに「メモ」の魔力!習慣の中で自分ができることを継続~周囲に頼れるようになるまで~|kimikimi714さんインタビュー
#女性エンジニアインタビュー
私たちbgrassは、女性IT/Webエンジニアのためのハイスキル転職サービス「WAKE Career」を運営しています。
当社のビジョンは、『"なりたい"を解放する』。 ジェンダーギャップのあるIT業界で、女性・ITエンジニアがチャレンジを続け、自分の「なりたい」を解放することを応援しています。
このインタビューシリーズでは、女性・ITエンジニアとして現在ご活躍されている方に、現在に至るまでの失敗やバイアスからのしくじりなどをお聞きします。 読者の皆さんが、「こんなにすごい人でも、こんな葛藤があったんだ!」「こんなキャリアもあるのか、楽しそう!」と参考にできるような記事をお届けしています!
今回はシリーズ第28弾です。(過去記事バックナンバー #16以降, #1~#15)
今回インタビューをさせていただいたのは、株式会社タイミーでSREとしてご活躍中のきみきみ(kimikimi714)さんです。
今でこそエンジニアとして周囲と共に業務を進めるきみきみさんですが、「人に頼ることは弱みを見せること」と考えていた時期もあったそうです。
しかし、その考えを変え、周囲とより良いコミュニケーションを築くため、地道な努力を重ねてきた、きみきみさん。自身の「忘れっぽい」という特徴を逆手に取り、メモを取ってトライ&エラーを繰り返すなど継続的な取り組みが、今のキャリアを支えています。
周囲との関係性を大切にしながら、自分らしい働き方を見つけ出した経験には、多くの気づきが詰まっています。
どうぞお楽しみください!
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周囲を頼ることは、「弱みを見せる」ことだと思っていた
ーーこれまでのキャリアと現在のお仕事を教えてください。
2013年に、アプリケーションエンジニアとしてキャリアをスタートし、動画サイトのサーバーサイドエンジニアを経て、その後2016年に株式会社ディー・エヌ・エー(以下、DeNA)に転職しました。そこでは同じくサーバーサイドエンジニアの業務を行い、在職中に2人の娘を出産、産休育休を経て復職し、2024年5月に現職の株式会社タイミーへ転職し、現在はSREをしています。
ーー最初の転職理由を教えていただけますか?
前々職にて3年が経過した頃、サーバーサイドエンジニアとして自分がどれぐらい通用するのか知りたくなったんです。この会社だからうまくいっているのか、他の会社でもうまくいくのかという観点ですね。だからこそDeNAにキャリアアップ転職をしたのですが、実は、転職直後は張り切り過ぎてしまいました...。
ーー張り切り過ぎ...!具体的に教えてください。
転職理由が「自分の力が通用するか」のため、全て自分ひとりでやらねばと思い込み、周囲にうまく頼ることができなかったんです。同じサーバーサイドエンジニアとしての転職ではあるものの、任されたのが未経験分野に関わる業務であり、分からないことがたくさんあったんですよね。けれども当時は、人に質問したり頼ったりすることは、「弱みを見せること」だと思っていました。
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コミュニケーション「メモ」を始め、地道なトライ&エラーを繰り返す
ーー周囲に頼れなかった結果、どうなったのでしょうか?
いくつかミスをしてしまいました。変な意地を張らずもっと周囲に頼れていたら、ミスの数は少なくなったのでは...と内省もしました。やはり他のエンジニアからもチェックをしてもらわないと、悪いところは完全には取り除けず、ミスが起きてしまうのだとも実感しましたね。以後は、周囲に聞いたり、チェックをお願いするように心掛けています。
ーーご自身のスタンスを変えられ、いかがでしたか?
周囲に分からないことを聞き始めたものの、相手の反応があまり良くない時もあるな、と感じました。「なぜその点について聞きたいのか分からない。」「先送りにしても良いことを、今不安になっているだけでは?」との反応が返ってきたり。
元々、私自身が聞くことが得意ではないため、質問の仕方が良くないのかなとも内省しました。そして、どういう聞き方をしたら反応が良いのか、良くないのかを「メモ」し始めたんです。自分の質問の仕方もですが、相手の方によっても反応は色々と変わるんですよね。だからこそ、この人にはこういう聞き方をした方が良いコミュニケーションが取れる、などを細かくメモして、次回のコミュニケーションに活かすことを繰り返しました。
引用:unsplash
ーー地道なトライ&エラーを繰り返したのですね。
そうする中で、質問する前にまず論点整理をして、なぜ今この質問をしたいのか背景から相手に伝えるなど、闇雲に聞くこともなくなりました。コミュニケーション相手の様子を注意して見ることが増え、相手に合わせてチューニングできるようになったのもメモのおかげだと思っています。
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忘れっぽい特徴を逆手に取り、自身の習慣の範囲でできることを継続してきた
ーー「メモ」という手段を選んだ理由はありますか?
私は、忘れっぽいんですよ。「わすれっぽいきみえ」というタイトルで、未来の自分に優しくあるためにブログも運営しています。今の自分が思いついた素晴らしいアイディアを、未来の自分にプレゼントする感覚ですね。
そんな自分の特徴を自覚していること、また、新卒時に、ミーティングの議事録を自らとって周囲に感謝されたことを思い出したんです。人は意外と、自分の発言自体も覚えていなかったりするんですよね。だからこそ、「メモ」に頼りました。
当時から約8年経過した今でも、メモ習慣は続けています。
ーーご自身の特徴を活かされていますね。
加えて、私は昔から日記を書く習慣があるんです。だからこそ、最初の転職時に周囲にうまく頼れなかったときも、どうすれば良かったのか...など、内省する習慣もできているのだと思います。
内省するという自分の習慣の中で、忘れっぽい特徴を逆手に取り、メモすることを継続したことが、少しずつ変われた要因だと思っています。自分のできる範囲でできることを続けてきた、ということですね。
現職のタイミーに転職して約半年経過しますが、最初の転職時よりも、うまく周囲に頼れていると思います。トライ&エラーの繰り返しを長年行ってきた成果かなと感じています。

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出産や子育て中でも、キャリアを諦めなくてもよい環境がある
ーー今後の展望を教えてください。
AWSやアプリケーション側の情報をキャッチアップして、SREとして、より良いプロダクト作りに貢献していきたいと思っています。DeNAでのサーバーサイドエンジニア時代の後半は、クラウドインフラの運用・管理もしていたんです。そこでインフラに興味が出てタイミーへ転職しており、今やりたいことができているんですよね。前職でエンジニアリングマネージャーをしていたこともあるのですが、今の気持ちとしては、まだ現場にいてプロダクト作りをしていたいです。
ーー働く女性エンジニアの方へメッセージをお願いします。
私は4歳・2歳の娘を育てていますが、エンジニアは、出産や子育てでキャリアを諦めなくても良い仕事なのでは、と思っています。PCがあれば仕事ができたり、専門的なスキルにより仕事に就きやすかったり。
もちろん会社や環境にもよりますが、リモートワークが可能な場合も多いかと思います。私は、前職時代に出産しましたが、前職でも現職でもフルリモートで勤務できており、仕事と子育てを両立しやすい環境で働けています。タイミーでは、社内に子育てをしている女性エンジニアも多く、そういった意味でもとても働きやすいです。
女性ならではの人生の節目のイベントがあった時も、ぜひキャリアを諦めずに模索してみてくださいね。きっと、両立できる環境はあると思っています。
私のエンパワーメントルーティン
ーーkimikimi714さんの日々のエンパワーメントルーティンを教えて下さい。
やはり、日記をつけることですね!PCではなく、紙とペンで書いています。自分の文字で書くと、その日の感情がダイレクトに文字に出るんです。

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WAKE Career は、女性IT/Webエンジニアのためのハイスキル転職サービスです。 自分が選んだキャリアを諦めたくない、新しい道を見つけたい方のご連絡をお待ちしています。 あなた自身が主役となる仕事の舞台を、一緒に探しましょう!
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インタビュー・執筆:くぼちゃん
