
女性エンジニアとして働くなかで、ふとした孤独や不安を感じることはありませんか?
そんなとき、同じ立場の仲間とつながれる「コミュニティ」が心強い味方になります。
ここでは、その魅力や活用方法を、詳しくご紹介します。

まずは「女性エンジニア向けコミュニティ」とは何か、その意味と役割について、わかりやすくご紹介します。
女性エンジニア向けコミュニティとは、IT業界で働く女性同士がつながり、学び合い、励まし合える場のことです。
スキルアップを目指す勉強会や、キャリアについて語り合えるイベント、悩みを共有できる雑談の場など、内容は多岐にわたります。
オンラインで気軽に参加できるものも多く、日々の業務や転職活動、ライフステージの変化に寄り添ってくれる存在として注目されています。
実務経験のある女性エンジニアが中心となって運営していることも多く、実際の現場の声に基づいた温かさや実用性があるのも大きな特徴です。
「ひとりじゃない」と思える安心感が、次の一歩につながる――そんなコミュニティの価値が、いま改めて見直されています。

女性エンジニア向けのコミュニティは、ただ情報を得るだけでなく、自分のキャリアや気持ちに寄り添ってくれる"居場所"のような存在でもあります。
ここでは、実際にコミュニティに参加することで得られる主なメリットをご紹介します。
コミュニティ内では、最新の技術や知識に触れられる勉強会やワークショップが、気軽に参加できる形で開かれています。
業務ではなかなか触れることのない分野に挑戦できたり、他のエンジニアがどんな技術に興味を持っているかを知ることで、自分の学びの幅が自然と広がっていきます。
「この先どうキャリアを築いていけばいいのか」「管理職に興味はあるけど自信がない」などの迷いも、同じような悩みを経験してきた女性エンジニアとの対話を通じて、少しずつ整理されていくかもしれません。
求人票では見えない実情や、リアルな体験談に触れることで、次の選択肢が見えてくることもあります。
自分より少しだけ先を歩んでいる先輩エンジニアの存在は、とても心強いものです。
直接アドバイスをもらえるだけでなく、「あの人も最初は悩んでいたんだな」と思えることで、自分の歩み方にも自信が持てるようになるでしょう。
孤独を感じがちな日々の中でも、「ここに仲間がいる」と思えることが、日々の原動力になります。
勉強したことを誰かに伝える場として、コミュニティはとても有効です。
短い発表を行うLT(ライトニングトーク)や、オープンソースプロジェクトへの参加など、自分の経験を形に残すことで、ポートフォリオにもつながりやすくなります。
技術やキャリアの話に限らず、「なんだか最近つらいな」「誰かに話を聞いてほしいな」と思ったときに、気軽に話せる仲間がいること。
それだけで、気持ちがふっと軽くなることがあります。
コミュニティの中で「一人じゃない」と感じられることは、心の安定や仕事の継続にも良い影響をもたらしてくれます。

女性エンジニア向けコミュニティは、技術だけでなく、働き方や生き方そのものに向き合いたい方にとっても大切な居場所になります。
ここでは、特に参加をおすすめしたい方のタイプを具体的にご紹介します。
「今後どう働いていこう?」「自分らしさを大切にしながらエンジニアとして成長していきたい」——そんな想いを、気兼ねなく共有できる仲間が見つかるのが、女性向けコミュニティの魅力です。
技術だけでなく、働き方や価値観について話せるつながりは、長く働くうえでの支えになります。
エンジニアとしてキャリアアップしていくために学び続けていると、正しい方向に進めているか不安になることもあります。
そんなとき、先を歩くエンジニアに質問できたり、同じようなステージにいる人と悩みを共有できる場所があるだけで、学びがぐっと前向きなものになります。
転職して間もない方や、異業種からの挑戦中の方にも心強い環境です。
「周りに似た境遇の人がいない」と感じる方こそ、オンラインでつながれるコミュニティの存在は大きな安心になります。
育児をしながら働く方や、都市圏以外で活動している方も、時間や場所に縛られず参加できるため、共感し合える仲間と出会いやすくなっています。
これから技術発信に挑戦したい、自分のスキルを広げたい、副業やOSS活動にもチャレンジしたい。
そんな意欲を後押ししてくれるのが、同じ志を持つ仲間とつながれるコミュニティです。
人前で話す経験を重ねたり、新しい取り組みに一歩踏み出すためのヒントも、ここで得られるかもしれません。

女性エンジニア向けのコミュニティは、技術スキルの向上やキャリア相談、メンタルサポートなど、多くのメリットを提供しています。
ここでは、そんな女性エンジニア向けのコミュニティを11選ご紹介します。

引用:WAKE Career
活動内容
女性のIT・Webエンジニア向けに、転職支援やキャリア相談、技術・キャリア系イベントの開催、キャリアハックWikiの提供などを行っています。
日本最大級の女性エンジニアコミュニティも運営しており、学びと挑戦の場が整っています。
特徴・強み
スキルや成果を正当に評価する企業のみを掲載しており、年収交渉やジェンダーギャップ解消にも積極的です。企業のダイバーシティに関する取り組みも、独自の診断で可視化しています。
参加方法
公式サイトから無料で会員登録が可能です。登録後は求人閲覧やキャリア相談、イベント参加などのサービスを利用できます。
活動頻度・地域
全国オンライン対応。オンラインイベントや公開収録などを月1回以上のペースで開催しています。
WAKE CareerはIT業界の女性のための「コミュニティ型プラットフォーム」としての機能を強化しており、以下に紹介するコミュニティ全てに一括でアクセスすることができます。
ログインして女性エンジニアコミュニティを見てみる >

引用:Code Polaris
主な活動内容
Discordを中心に、雑談会や読書チャレンジ、技術書典参加、技術勉強会などを実施しています。不定期でオンラインイベントも開催しています。
特徴・強み
職種やスキルレベルを問わず誰でも参加しやすく、キャリアや生活、家庭に関する話題も気軽に相談できます。安心してつながれる温かい雰囲気が魅力です。
参加方法
公式X(旧Twitter)やnoteなどから情報を得て、Discordの案内に従って参加できます。参加費は無料です。
活動頻度・地域
オンライン中心で、交流は日常的に活発です。イベントは不定期開催ですが継続的に運営されています。

引用:connpass
活動内容
Microsoft Azureに関する女性限定の勉強会を開催しています。
初心者向けのハンズオンや、実務に役立つセッションなど、登壇者もすべて女性です。
特徴・強み
Azureが好きな方や興味がある方なら誰でも参加可能です。登壇機会もあり、アウトプットや経験共有の場としても活用できます。
参加方法
connpassなどのイベントプラットフォームから申し込みできます。Xでの最新情報のチェックもおすすめです。
活動頻度・地域
3ヶ月に1度ほどの頻度で開催されており、オンラインとオフラインの両方で活動しています。主に東京を拠点としていますが、オンライン開催も増えています。

引用:connpass
活動内容
TypeScriptをテーマとした女性エンジニア向けのオンライン勉強会を中心に活動しています。セッションやもくもく会を通じて、気軽に学び合える場を提供しています。
特徴・強み
フロントエンド技術に興味がある方に特に人気です。現場での活用例や副業の話、技術選定など幅広いテーマを扱っており、相談しやすい雰囲気があります。
参加方法
connpassやXなどでイベント情報を確認し、申し込むことで参加できます。参加は無料です。
活動頻度・地域
オンラインでの活動が中心です。月1回程度のペースで勉強会やイベントを開催しています。

引用:Docswell
主な活動内容
プログラミング言語Rustに関心のある女性エンジニア同士で学び合う勉強会や交流会を開催しています。情報交換やLTイベントなども実施しています。
特徴・強み
Rustに取り組む女性がまだ少ない中、安心して学べる環境づくりを大切にしています。初心者から上級者まで歓迎される雰囲気です。
参加方法
Xやイベントページで告知されるイベント情報から申し込むことができます。興味がある方はまずは見学からでも参加可能です。
活動頻度・地域
全国どこからでも参加できるオンラインイベントを中心に、月1回程度で開催されています。

引用:TECH PLAY女子部 X
主な活動内容
技術勉強会やLT会、キャリア相談イベントなど、多様なテーマで女性エンジニア同士がつながる場を提供しています。
特徴・強み
特定の技術領域にとらわれず、技術に関する相談からキャリア、人生設計まで幅広く話せるのが魅力です。初心者からベテランまでが集う多様なコミュニティです。
参加方法
TECH PLAYのイベントページや公式SNSから最新イベントの情報を確認し、事前申し込みのうえ参加できます。
活動頻度・地域
月1〜2回の頻度でイベントを開催。主に東京中心ですが、オンラインイベントも充実しています。
WAKE CareerはIT業界の女性のための「コミュニティ型プラットフォーム」としての機能を強化しており、こちらで紹介するコミュニティ全てに一括でアクセスすることができます。
ログインして女性エンジニアコミュニティを見てみる >

引用:Women AI Initiative
主な活動内容
AI・生成AIに関心のある女性向けに、ワークショップやセミナー、起業支援プログラム(RAISE HER)を開催しています。
特徴・強み
「生成AIを活用する女性リーダーを増やす」ことを掲げ、AIリテラシーの向上や起業支援を通じて社会変革に取り組んでいます。参加者はすでに300人以上にのぼります。
参加方法
公式サイトやXなどのSNSから最新情報をチェックし、フォームから登録することでイベントへの参加が可能です。
活動頻度・地域
主にオンラインで開催されており、地方や海外からの参加も歓迎されています。イベントは月1回程度開催されています。

引用:connpass
主な活動内容
アジャイル開発に関心のある女性のためのカンファレンス・トレーニング・広報活動を行っています。日本では東京・大阪で年次イベントも開催されています。
特徴・強み
「始めなければ、何も始まらない。」をスローガンに、100人の女性アジャイルリーダー創出を目指しています。現場で実践できるアジャイルの知恵を学べる貴重な場です。
参加方法
公式サイトやイベントページを通じて参加申し込みが可能です。年次イベントの参加もおすすめです。
活動頻度・地域
東京・大阪を拠点に、年に数回の大型イベントと、その他オンライン開催も行っています。

引用:connpass
主な活動内容
Googleが運営する女性支援のグローバルプログラム「Women Techmakers」の東京支部として、技術セッションやキャリアトーク、パネルディスカッションを実施しています。
特徴・強み
グローバルな視点を持ちつつ、日本国内の女性エンジニアのつながり強化にも力を入れています。インクルーシブで多様性のある空気感が魅力です。
参加方法
Google Developersの公式サイトやイベントページから登録・参加可能です。SNSでも情報発信されています。
活動頻度・地域
東京を拠点に不定期でオフライン・オンラインイベントを開催しています。

引用:Wom-tech
主な活動内容
理工系の女子学生や社会人女性を対象に、学外・社外とのつながりを生むためのオンライン・オフラインイベントを企画・開催しています。
SNSでのロールモデル紹介や、情報発信も活発に行われています。
特徴・強み
「つながりは、チカラ。」をコンセプトに、理工系女性が孤立せずに未来を切り拓くきっかけを提供しています。
製造業や研究職の方も多く在籍しており、多様な業界にまたがるネットワークづくりが可能です。
参加方法
公式InstagramやX(旧Twitter)でイベントや募集の案内が定期的に発信されています。
SNSのDMや専用フォームから気軽にコンタクトを取ることができます。
活動頻度・地域
オンラインでの交流が中心ですが、不定期に対面イベントも開催されています。全国からの参加が可能です。

引用:connpass
主な活動内容
福岡で働く女性エンジニア・IT関係者が、気軽に語り合いながら交流できるイベントを開催しています。
LT会(ライトニングトーク)やアンカンファレンス形式のセッション、お茶会など、温かい雰囲気の場づくりを大切にしています。
特徴・強み
地域密着型の女性エンジニアコミュニティとして、福岡近郊に暮らす方がリアルにつながれる場所です。
技術の話題だけでなく、働き方やライフスタイルについても気軽に相談できます。地元で仲間を見つけたい方にぴったりです。
参加方法
公式Xやconnpassでイベント情報が公開されています。
気になるイベントに申し込むことで参加できます。初参加でも歓迎される、フレンドリーな雰囲気です。
活動頻度・地域
福岡市内で不定期に開催されています。年に数回のリアルイベントに加えて、オンライン開催も取り入れられています。
WAKE CareerはIT業界の女性のための「コミュニティ型プラットフォーム」としての機能を強化しており、こちらで紹介するコミュニティ全てに一括でアクセスすることができます。
ログインして女性エンジニアコミュニティを見てみる >

引用:WAKE Career
女性エンジニアとして働くなかで、孤独を感じたり、自信を持てなかったりする瞬間は誰にでもあるものです。
そんなときこそ、同じような思いや経験を持つ仲間とのつながりが、大きな支えになります。
女性向けコミュニティは、技術の学びだけでなく、キャリアの悩みを共有できる場でもあり、自分のこれからを前向きに描くヒントがたくさん詰まっています。
今回ご紹介した女性エンジニア向けコミュニティの詳細についてはWAKE Careerにご登録いただくことで無料でご覧いただけます。
WAKE Careerでは女性エンジニアのための求人情報はもちろん、リアルな声を聞けるカジュアル面談や、コミュニティを通じたつながりなど、安心して次の一歩を踏み出せる環境を整えています。
あなたが、自分らしく成長し続けられる場所に出会えますように。そして、ひとりではないことを、どうか忘れないでいてください。